クリーンディーゼル車とガソリン車の違いは、エンジン内の装置が点火プラグなのか直噴インジェクターなのか。また、燃料の燃やし方が違います!
クリーンディーゼル車もガソリン車も同じ車ですから、エンジン内で燃料を爆発させて動力とし走行するという基本的なしくみは同じです。
しかしエンジン内部の装置が大きく異なります。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの最大の違いが、
"点火プラグの有無"です!
点火プラグというのは上の写真の部品ですが、クネッと曲がった電極の部分に火花を起こし、燃焼室内に入ったガソリンに引火させて爆発させます。ガソリンエンジンはこのしくみです。
しかしクリーンディーゼル車には、点火プラグがありません!
その代わり、直噴インジェクターという装置があります!
ではどうやって燃料(軽油)を爆発させているのかといいますと、燃焼室内に入った空気にディーゼル(軽油)を噴射することで、自然発火させているのです!
なんだか不思議に思いますが、ガソリン車とディーゼル車のエンジン内部のしくみを詳しくみていきましょう!(^^)
まずはガソリン車のエンジンのしくみから見ていきましょう!
ガソリンエンジンというのはご覧の通り、吸気圧縮
燃焼(点火)
排気という行程で動いています。
まずは、ガソリンと空気が混ざった混合気が燃焼室内に入ってきます(吸気行程)。次に混合気はピストンが上に上がってくることで圧縮されます(圧縮行程)。
圧縮された混合気に点火プラグから火花が飛ぶことで火種が混合気に引火し、その爆発力でピストンが下に押し下げられます(燃焼行程)。最後に混合気の燃えカスが廃棄されます。(排気行程)
ガソリンエンジンでは、ガソリンと空気を混ぜた混合気にプラグの火花が引火することでピストンを上下させ、タイヤを回す動力にしているのです。
続いて、ディーゼル車のエンジンのしくみをみていきましょう!
ディーゼルエンジンでは、吸気圧縮
圧縮(着火)
膨張という行程で動いています。
ここで1つ注目していただきたいのが、ディーゼルエンジンにはガソリンエンジンにはあった点火プラグがありません!
その代わりに直噴インジェクターと呼ばれるものがついています。直噴インジェクターは、高圧のディーゼル燃料(軽油)を勢いよく噴射する装置です。
まず燃焼室内には空気だけが取り込まれます(吸気行程)。次にピストンが上がってくることで、空気を圧縮します(圧縮行程)。
ピストンが最上部にくると、直噴インジェクターからディーゼル燃料が勢いよく噴射されます。燃焼室内は高圧・高温に維持されているので、噴射されたディーゼル燃料は自然発火し爆発します(圧縮・着火行程)。
その爆発力でピストンが下に押し下げられます(膨張行程)。
ディーゼルエンジンでは、空気だけを取り込み圧縮し、高圧・高温の燃焼室内にディーゼル(軽油)を勢いよく噴射し、燃料自身を自然発火させることでピストンを上下させ、タイヤを回す動力にしているのです。
クリーンディーゼル車のエンジンとガソリンエンジン車のエンジンの違いが、おわかりいただけたでしょうか?
それぞれエンジンのしくみは違いますが、使う燃料もディーゼル(軽油)とガソリンという違いがあります。
燃料の性質の違いについてはこちらで詳しく解説しております。
ディーゼルとガソリンの燃料の違い
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